=江沢旅行舎レポート=

2005年5月3日(火)、4日(水)

ツーリングレポート:TRY ANOTHER WORD(日常から飛び出せ!!)

 

横浜-新潟-会津-日光-足尾-佐野-横浜
北国の春を2日間で満喫した旅

今月の江沢旅行舎のお泊りツーリングは奥会津 木賊温泉です。東京からの進行ルートは関越自動車道を利用して奥只見方面と尾瀬方面から2ルートと東北自動車道を利用して日光方面、塩原方面が主に考えられます。今回は関越道、奥只見から向かうルートを選択(実はこの選択が後に洒落にならない事態を招くことになるのも知らずに、、、、)しました。
               ←参加マシン いつもの2台

宿泊先の案内でまだ残雪があること、朝晩はまだ冷え込むのでそれなりの格好で来て下さいネ!といわれても私はどうせお日様が出ているうちに宿に入るつもりなのでお気楽軽装で大丈夫!いつもの温泉お泊りキットだけでOKさ!と踏んでいました。(しかし、これも後に洒落にならない事態を招くことになるのも知らずに、、、、)

 

さて5月3日(火)朝5時TIOショールームから出発です。今回も旅行舎の参加常連メンバーのTAKAGAKI氏と2人旅です。大まかなルートについては今回はTAKAGAKI氏にお願いしてしまいました。(サボっているわけではないのですが、、、2日目のルートはありきたりのツーリングに疲れている人にはとても刺激的なルートを設定したので後ほど、、、)
               ←TAKAGAKI氏、魔法のトップケースが怪しい、、、

 

関越道で月夜野インターを降りて国道17号を小出方面さらに奥只見へ向かいました。その途中昼食(この地域は魚沼地区。美味しいお米の産地、ご飯とお味噌汁とお新香だけがあれば食堂が開けると思うほどご飯が美味い。)
 国道252号 六十里越トンネルを越えて奥会津に突入と思っていたら何と、、、、、冬季通行止め!トホホ、、、です。早速迂回路を選びます。国道の裏道も地図上に無く、もしあってもより険しいルートになるでしょうという判断し、なんと磐越道を利用して会津坂下、会津田島、舘岩村、木賊温泉のルートに急遽変更。めちゃ遠周りです。何時に宿に着くか分からないゆえ、とにかく電話で必ず行く!ので晩御飯は用意しておいてと念を押して猛ダッシュ!一路宿へ、、、、
 まだ途中だというのに日が落ちてしまいました。猛烈に気温が下がってきます。私のお気楽軽装バージョンと対象的にTAKAGAKI氏は防寒完璧バージョン。トップケースはまるでドラえもんのポケットの様。なんでもアリマス!エザワさんチョット待って!その一声でおもむろにトップケースをOPEN!酷寒地バージョンに変身です。私はその間留まることを知らない鼻水を拭き拭き、待っていたのでした。
 ついに宿に到着。夜7時をまわっていました。宿の隣の共同浴場で凍えを溶いてやっとのんびり。硫黄泉でした。酸性温泉らしくチョットピリピリ。待ちに待った晩御飯です。山の宿です。当然、山菜、川魚メインになります。質素であることの良さをいつも夕食の時に感じます。個人的にとてもありがたく思います。さて明日は川原の共同露天風呂(もちろん混浴!)に行き、横浜に帰ります。

 2日目は後日レポートします。2日目のルートも濃いゾー! お楽しみに。


月夜野インター。大渋滞です。

  田子倉ダム手前の集落。雪はあれど、桜は満開。不思議なコントラスト。

  通行止め トホホです。
エザワ、あきらめモード、昼寝しています。   クラブ合宿の様。散らかし放題。   2日目出発!

 

北国の春を満喫した2日間 その2
集落の風景は日本の宝(?)

木賊温泉ツアー2日目レポート田舎の夜は深い。昨年よりこの企画を始めて気が付くことがありまして、夜寝る時間が早いこと。遅くても夜10時には床に入っています。もちろん走行の疲れ、晩御飯の時間も早いのもあるでしょうがなぜか10時以降起きていた記憶はありません。毎日は夜2,3時までなにかしているのに。多分、都会生活時間と田舎生活時間がエザワのリズムにとって別に存在しているのではと思います。いつもの帰宅時間の深夜1時、2時我が家の近所歩いていても恐怖感ゼロですが、田舎時間の深夜1時なんてホント怖いでしょうネ。トイレに行くのが怖くっておねしょする子供の気持ち分かります。この気持ちは小説家の梶井基次郎の短編 :闇の絵巻: を読んでみて下さい。50年程前の話ですが、現代に通じる闇の心理が見事に描かれています。

 さて朝が来ました。なんと9時間!も睡眠してしまいました。とても幸せ!朝食あと、宿から300M川の上流にある川原脇の共同露天風呂(源泉がなんとお風呂の底なので足元でブクブク湧いています。)であさからマッタリ、、、混浴でしかも無料なのがうれしいです。川のせせらぎと野鳥のさえずり、枝の揺れる音全てが風のリズムで制御されて心地好い風景です。
 9時30分出発です。2日目のルートは岩舘村-湯西川-栗山村-霧降有料道路の裏道-東照宮ここまではありきたりの日光ツーリングコースですがここから先、清滝ICから県道の裏道を利用して小来川という集落、粟野町の古い町並み(日光市内の古い町並みとひと味違った、飾らない古い町並み)感銘したのは相当古い西洋館(でも和洋折衷の建物)の窓ガラスがきれいに拭かれていたり、障子紙がきちんと張られていたり、息をのむ風景が随所にありました。途中、発光路(ほっこうじ)という不思議な名前の集落、BMWの2002が農家の倉庫代わりになっていたり(レストアしたいなー)私は日本の集落を巡るツーリングが1番心が癒されます。田舎の集落を通過するとき、この地域から都会に行くことは一生に何回あったのだろうと思わせる人々がひっそり住んでいるのです。発光路から柏尾峠を越えて足尾の町に入ります。ここは昔から銅の発掘、精錬の町でした。今では山は閉山、精銅は途絶えました。町もひっそりして、過去の栄華を懐かしむ町並みと化しています。おそい昼食もこの町の寂びれた喫茶店です。ファミレスなんて1軒もありません。個人的にチョット嬉しい。
 さてこの町をあとにして横浜まで戻ります。国道122号線を桐生へ国道50号線を佐野藤岡へそして東北道で帰りました。走行距離1,100?の長旅になりました。
 TAKAGAKIさんたいへんお疲れ様でした。あんまりのんびりできなかったですね。ちょっと欲張りすぎたでしょうか?わたしはいろいろな風景が楽しめたので満足です。田植えの風景みましたか?まだ残雪が田んぼに残っていた地域も走りました。田んぼに水を引いている地域も走りました。田植えをしている地域も走りました。こども達がおたまじゃくしを捕まえている風景も見ました。2日間で北国の春を見ました。

 6月も梅雨をさけてお泊りツーリング計画します。江沢個人のチョーわがままツーリングですが、、、みなさんお楽しみに、、、

お問い合わせ、お誘いはメール、ファックス 江沢旅行舎まで・・・

 

   
ここが露天温泉。朝早いのでのんびりゆったり。。。   足尾町の鉱山労働者の社宅、まだ健在です。   足尾駅、今では静かな田舎駅です。

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